きみには価値がある
人の役に立ったり、すごいことができたりする人だけに、価値があると思っていませんか?人には、存在そのものに価値があります。
世界にひとりだけのきみ
人にはひとりひとり、ほかのだれも持っていない「価値」があります。人は、それぞれさまざまな「経験」をしながら生きています。そして、その「経験」のひとつひとつが、心や体を育てています。
毎日家族のために料理をしている人は、料理がうまくなるでしょう。つらい時に、話を聞いてもらった経験は、ほかの人がつらい時に、優しく接してあげたいと思う気持ちの種になるでしょう。その「経験」のひとつひとつが、世界でたったひとりのきみをつくっています。その他人とのちがいが、きみの「価値」です。
世話もきみの大切な経験
どんな人にも1日は24時間です。その中で、さまざまな「経験」をします。家族の世話をしているために、自分は何も経験できない、何も身についていないと思ってしまいがちですが、家族の世話の経験やそこで得た知識は、とても価値のあるものです。家族の世話は、つらいことも多いでしょう。でも、その「経験」は、自分の心や体に、たしかに残っているということを忘れないでください。
